【自動車保険 等級制度】事故による等級ダウンを避ける裏技?!

保険をデザインする

本日は、保険会社に勤務していた経験を活かして、自動車保険の等級制度について解説していきます。

「自動車保険には等級がある」「事故をすると保険料が上がる」「事故がないと保険料は安くなる」、皆様ご存じかと思います。

では具体的にはどのような仕組みなのか、解説させていただきます。

「等級制度」とは何か

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、自動車保険の等級制度、2013年10月に改定があり、旧制度と現行制度では仕組みが大きく変わりました。

旧制度:

  • 1~20等級まで、一本のレール。
  • 無事故で1年間過ごすと更改時に1等級上がり、事故で保険を使用すると、更改時に3等級下がる仕組み。
  • 多くの事故は3等級ダウンだが、以下のようなものの場合、等級は据え置かれる。(等級据え置き事故という)
    -飛び石でガラスを交換した。
    -車両盗難にあった。
    -落書き・いたずら被害にあった。
    -洪水で車両が水浸しになった。   など

現行制度:

  • 7~20等級において、レールが二本になった。同じ等級でも無事故等級と事故有等級とでは割引差は13%〜22%。
  • 無事故で1年間過ごすと更改時に1等級上がるのは旧制度同様。
  • 事故で保険を使用すると、3等級下がり、かつ事故有等級のレールに3年間乗らなければならない。3年間事故有等級のレールで過ごすと、ようやく無事故等級のレールに戻ることができる。
  • 「等級据え置き事故」⇒「1等級ダウン事故」へ変更。上記のような(旧)等級据え置き事故の場合、1等級下がり、かつ事故有のレールに1年間乗らなければならなくなった。

いかがでしょうか。
なんとなくイメージが湧きましたでしょうか。

「長期契約」という選択肢

皆様の自動車保険は1年契約でしょうか。

昨今、特にディーラーで自動車保険に加入する場合、3年契約(もしくは2年契約)の長期契約をオススメされることが多いです。

例えば3年契約の場合、3年の保険期間中は、万が一事故があっても等級が下がらず、等級ダウンの影響を軽減することができます。

どういうことか。

以下の図をご覧ください。

・17等級の方が3年契約をする場合

1年契約の場合、事故に翌年にポンッと等級が上がり保険料が高くなってしまうのに対して、
3年契約の場合、3年の保険期間中は、事故があっても契約当初に約束された保険料が変わることはありません。
(契約当初に約束された保険料とは、図にように、まるで等級が進み割引が増えていくような保険料を体系となっております。)

3年満期後は、等級ダウンの影響を受けますが、14等級・15等級をスキップし、いきなり16等級から再スタートすることができます。

つまり紫の斜線で塗られたゾーンの分、保険料を節約できたわけです!

 

この長期契約は、通販型の保険会社では取り扱っておりません。
また、大手保険会社で加入する場合にも、(保険会社によって異なりますが)すべての代理店で取り扱っているわけではございませんのでご注意ください。

それほど、お客さまへのメリットが強すぎて、保険会社にとっては辛い商品だということです。

「事故が心配」という場合、長期契約という選択肢も有効だと思います。

ご参考にしていただければと幸いです。

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