【トルコリラ投資記録 12月第2週】GDP・経常収支・政策金利発表で相場は?!

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前週、大きく下落し21円代前半となったトルコリラ円。12月第2週の推移を振り返ります。

先週の記事はこちら↓

トルコリラ相場における今週の関心事

サウジ人記者の殺害疑惑

今週は、この問題に関する進展はほとんどないと思って過ごしていましたが、週末にかけて以下の2つのニュースが入ってきました。

トルコのエルドアン大統領は14日、カショギ氏の殺害時の音声記録に実行犯の一人とされるサウジ内務省所属の軍医・トゥバイギ容疑者が「人間の切断方法はよく分かっている」と話す様子が残されていたことを明らかにしました。出典:Livedoorニュース

やはり、この問題を政治的交渉材料として利用するエルドアン大統領が、事件の風化・中途半端な幕引きを許しません。新たな情報が途絶えたな、と思った矢先、新情報を突っ込んできます。

そして、アメリカ議会も動き出しました。

サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で殺害された事件で、米上院本会議は13日、「ムハンマド皇太子に責任がある」と非難する決議案を全会一致で採択した。さらに、イエメン内戦に介入するサウジへの米国の軍事支援の停止をトランプ大統領に求める決議案を賛成多数で採択した。
(中略)ただ、下院では共和党指導部がこの決議案を審議、採択しない姿勢だ。そのため、上院での採択は象徴的な意味合いにとどまる可能性が高い。出典:朝日新聞デジタル

アメリカの上院が「ムハンマド皇太子の関与」を結論づけました。

ただし、上記中略以降に記載のあるように、下院ではこの決議案を採択せず、あくまで象徴的な意味合いにとどまる可能性が高いとのことで、これがどこまで国際社会への影響力を及ぼすのか、トランプ大統領の動きにも注目です。

GDP・経常収支・政策金利発表

12月第2週は、重要指標の発表が相次ぎました。

まずは、12月10日(月)発表のトルコGDPです。結果は以下の通り。

前年比は予想よりも悪い結果となり、前期比は予想より僅かに良い結果となりました。

この第3四半期というのは、7〜9月のことであり、まさにトルコリラ大暴落が起こったタイミングとなります。このため、悪い結果となることは市場の目から見ても理解されており、驚くべきことではないとの反応でしょうか。この発表前後で大きく相場が動くことはありませんでした。

 

続いて、12月11日(火)発表のトルコ10月経常収支です。結果は以下の通り。

予想を上回り、過去最高の黒字額を記録しました。10月は原油価格が下落に転じたことも奏功したと思われます。

しかし、、、トルコリラは大きく下落となりました(下方のチャートをご覧ください。)。トルコリラはこのあたりの値動きがよく分かりません。。一筋縄にはいきません。。

 

そして、大イベント トルコ中央銀行による政策金利の発表です。結果は以下の通り。

金利据え置き、となりました。

予想通りの結果となりましたが、一部では利下げ圧力も噂されておりましたので、ひと安心です。

一瞬、トルコリラ円上昇となりましたが、すぐに値を戻し、早くも翌週の米FOMCへ向けた警戒ムードとなっております。

トルコリラ/円 相場の動きは?


出典:GMOクリック証券 FXプラチナチャートへ加筆

今週は、GDPや経常収支といった重要指標の発表、そして政策金利発表という一大イベントがありましたが、結果としてはそこまで大きな変動はなく、最終的に翌週のFOMCへすでに市場の目が向くという幕切れとなりました。

FOMCは、日本時間12月20日(木)午前4時に声明発表、午前4時半に記者会見予定です。ここで利上げとなれば、新興国通貨の売りは加速することとなり、トルコリラ円相場も下落することが予想されます。要注目です。

 

一方、エルドアン大統領が仕掛けた「数日以内にシリアで軍事作戦を開始する」との発言を巡って、今後、トルコとアメリカの関係が悪化するという懸念材料が発生しました。

トルコのエルドアン大統領は12日、「数日以内」にシリア北部で新たな軍事作戦を開始すると表明した。トルコがテロ組織とみなすシリアのクルド人武装勢力掃討が目的だが、現地には同勢力を支援してきた米軍も駐留している。発言通り越境作戦に踏み切れば、対米関係悪化は避けられそうにない。出典:日本経済新聞

アメリカ兵は決して標的にならない、とエルドアン大統領は述べていますが、シリア情勢への対応をめぐり長く対立しているアメリカの反発は必至です。

12月12日のこの発表の2日後、エルドアン大統領は一応トランプ大統領と電話で協議を行ったようです。

トルコのエルドアン大統領は14日、トランプ米大統領とシリア情勢などを巡って電話協議した。トルコ大統領府の声明によると、両首脳はシリアにおけるより効果的な調整で合意した。
トルコは国内の非合法組織と同一視するシリアのクルド人勢力を米国が支援していることに強く反発している。エルドアン氏は12日「数日以内に」同勢力を標的とする軍事作戦を始めるとの警告を発していた。米トルコ間でなんらかの妥協策を探っている可能性がある。出典:日本経済新聞

エルドアン大統領、アメリカが嫌がりそうなことを仕掛けて、政治的交渉手段に使う気でしょうか。サウジ人記者問題で交渉材料が少なくなってきたため新たなネタを仕込んできた、という感じがしてなりません。。

「数日以内」とはいつになるのか、実行にうつした際にはアメリカはどう対処するのか、注目していきましょう。

今後の見通しは? 次のイベントは?

気になるトピックは…

  • FOMCでは利上げ?
  • トルコによるシリア軍事作戦開始?
  • 原油価格は?トランプ大統領の態度は?トルコ政府の対応は?
  • アメリカのトルコへの経済制裁解除第2弾は? (関税関連の経済制裁が解除されれば、トルコリラ円は大きく上昇?)
  • サウジ人記者問題、サウジ ムハンマド皇太子の関与は?
  • ギュレン師のトルコ送還は?アメリカとの関係接近? (トルコリラ円上昇要因?)
  • トルコ統一地方選を意識したエルドアン大統領の立ち回り?利下げ姿勢が強まる? (トルコリラ円下落要因?)

といったところでございます。

そして、予定されている次の注目イベントは、以下の通りです。

◆2018年12月18日(火)〜19日(水) FOMC (日本時間20日(木)午前4時に声明発表、午前4時半に記者会見予定)

◆2019年1月11日(金)16:00 トルコ経常収支発表

◆2019年1月16日(水) トルコ中央銀行会合

◆2019年3月31日(日) トルコ統一地方選

今週の投資収益

この1週間の売買はございませんでした。

引き続き以下の建玉を保有しております。引き続き含み損を抱えており、なんとかこれ以上膨らまないように注視していきたいです。

頑張りましょう。

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