【トルコリラ投資記録 11月第2週】トルコリラ円、21円を保てるか。

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上昇を続けるトルコリラ円。11月第2週も、トルコ消費者物価指数の発表、アメリカ中間選挙、アメリカFOMC、と数多くのイベントがあり注目の1週間となりました。

この1週間を振り返りましょう。

先週の記事はこちら↓

トルコリラ相場における今週の関心事

サウジ人記者の殺害疑惑

事件発生から1ヶ月、未だ事件の全容が明らかになっておらず、まだまだ幕引きを迎える気配のない状況が続いております。

11月5日(月):事件9日後の10月11日に、化学と毒物の専門家がサウジからトルコに派遣され、証拠隠滅工作をはかっていたとの報道。酸でカショギ氏の体を溶かすために派遣されたと見られています。

Saudi authorities sent a chemist and toxicologist to Istanbul nine days after the gruesome murder of journalist Jamal Khashoggi to get rid of his body and hide the evidence, Turkish newspaper Sabah reported Monday. 出典:Daily Sabah

11月9日(金):上記証拠隠滅工作の痕跡と考えられるフッ化水素酸などの化学薬品が使用された痕が、サウジ領事館公邸の井戸から検出されたとの報道。

11月10日(土):速報  カショギ氏殺害時の音声記録を、トルコ政府がサウジアラビア、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスへシェアしたことをエルドアン大統領が明らかにしました。以下のように地元紙Daily Sabahが伝えています。

Turkey has given recordings on the killing of Saudi journalist Jamal Khashoggi to Saudi Arabia, the United States, Germany, France and Britain, President Recep Tayyip Erdoğan said on Saturday. 出典:Daily Sabah

11月11日(日)には、フランス・パリで「第一次世界大戦休戦100年記念式典」があり、米トランプ大統領をはじめとした各国首脳が集まります。エルドアン大統領も出席予定であり、まさにフランスへ出発する直前にこの事実を明かしたということで、「外交カード」としてこの事件を利用していることがひしひしと伝わってきます。

そして、このフランス・パリでは、米トランプ大統領との直接会談も予定しており、何かが起きる気がしてなりません。注目しましょう。

トルコ 消費者物価指数

11月5日(月)16:00、トルコの10月の消費者物価指数が発表になりました。

結果は以下の通り。

残念ながら、消費者物価指数は予想よりも悪い結果となってしまいました。

ただし、生産者物価指数は良い感じで推移しており、今後の消費者物価指数への好影響も予想されます。

来月の消費者物価指数発表は、良い結果を期待しましょう。来月の発表は、12月3日16:00です。

トルコ統計局は5日、10月の消費者物価指数(CPI)が前年同月に比べ25.24%上がったと発表した。上昇率は9月より0.72ポイント高まった。通貨リラの対ドル相場は年初より3割ほど低く、輸入価格が高止まりしているもようだ。高率インフレが解消しなければ、中央銀行への利上げ圧力が強まる可能性はある。10月は衣料品や靴の値上がりが目立った。CPI上昇率が事前の市場予想を小幅に上回る程度だったので、リラ相場にはあまり影響しなかった。(中略)トルコ中銀は10月に発表したインフレ報告書のなかで、リラ安や米国の利上げなどによる新興国への資金流入減など、物価が一段と上昇するリスクを指摘。国内のインフレ圧力は強まれば「長期の金融引き締めが要るかもしれない」と記し、追加の金融引き締め策も排除しない姿勢をみせる。 出典:日本経済新聞

アメリカ中間選挙

11月6日(火)に投票開始、日本時間11月7日(水)に結果が明らかとなったアメリカ中間選挙、市場の予想通り、上院は共和党の勝利、下院は民主党の勝利となり「ねじれ議会」となりました。

番狂わせな選挙結果ではなく、事前予想通りの結果となったことで、相場が大荒れする事態は避けられました。

トルコリラ/円 相場の動きは?


出典:GMOクリック証券 FXプラチナチャートへ加筆

週明けから上昇基調となり、トルコリラ円は一時21.3円を突破。その後、番狂わせが起これば大荒れの可能性もあったアメリカ中間選挙を無事に乗り越え、21円台をキープしておりましたが、週後半になって主に以下の2つの要因によって値を下げる展開となりました。

ムーディーズがトルコ経済縮小見通しを発表

アメリカ人牧師の解放から最近は上昇が続いていたトルコリラだが、この日になって格付け会社のムーディーズがトルコ経済に対する見通しを発表。その内容によると、トルコの減税政策やインフレ対策の欠如のために、今後はトルコ経済が縮小に向かうとのことだった。このネガティブな見通しを材料にして夕方以降にトルコリラが売られ、夕方時点の1米ドル=5.37リラから9日未明には5.47リラまでリラ安になった。 出典:iForex出典

やはり、先日の記事でも取り上げたトルコ政府が10月31日に突如発表した減税策減税政策は、市場からも格付け機関からも評価を得られておりませんね。

これは当然と言えば当然の結果です。。

アメリカ、12月にも利上げ観測

11月8日(木)に行われたFOMCにおいて、政策金利の据え置きが発表されました。そして、米経済は力強く拡大していると述べられ、さらなる段階的な利上げが必要との見方が確認されました。つまり、12月のFOMCにおいて、追加利上げを行う可能性が高まりました。

外国為替市場でメキシコペソやトルコリラなどの新興国通貨が対ドルで下落している。8日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、先行きの米利上げ観測が高まったことが主因だ。米金利上昇に弾みがつけば、米国に投資マネーが回帰し新興国市場の資本流出が一段と進むとの懸念が強まり、新興国通貨全般に売り圧力がかかった。 出典:日本経済新聞

アメリカの金利が上昇すると、新興国通貨から米ドルへ資金流入し、トルコリラ安を引き起こすことが考えられるということです。

これは今後しばらく、トルコリラ円の上昇抑圧要素になりそうですね。

今後の見通しは? 次のイベントは?

気になるトピックは…

  • アメリカのトルコへの経済制裁解除第2弾は? (関税関連の経済制裁が解除されれば、トルコリラ円は大きく上昇?)
  • サウジ人記者問題でのトルコの立ち回り。アメリカとの関係接近? (トルコリラ円上昇要因?)
  • トルコ統一地方選を意識したエルドアン大統領の立ち回り?利下げ姿勢が強まる? (トルコリラ円下落要因?)

といったところでございます。

そして、予定されている次の注目イベントは、以下の通りです。

◆2018年11月11日(日)〜12日(月) エルドアン大統領とトランプ大統領の直接会談 (経済制裁解除第2弾(関税関連)はあるのか。)

◆2018年12月3日(月)16:00  11月分消費者物価指数発表

◆2018年12月13日(木)20:00  トルコ中央銀行 政策金利発表

◆2018年12月18日(火)〜19日(水) FOMC  (日本時間20日(木)午前4時に声明発表、午前4時半に記者会見予定)

◆2019年3月31日(日) トルコ統一地方選

投資収益

各イベントにおける相場変動をうまく活用しながら複数回の売り買いを実施、
この1週間の収益は、23,554円でした。(うち、スワップは194円。)

*累計:114,333円 (2018年10月3日〜)

 

現在保有している建玉は以下の通りです。

週後半のトルコリラ円下落によって、含み損を抱えてしまっている状況ですが、エルドアン大統領とトランプ大統領の直接会談等が好材料となることを期待して、また来週も頑張りましょう。

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