【トルコリラ投資記録 10月第5週〜11月第1週】アメリカ、トルコへの制裁一部解除でトルコリラ20.8円代へ

お金をデザインする

10月第4週に20円代を回復したトルコリラ円。

10月第5週(〜11月第1週)も上昇基調が続き、注目の1週間でした。1週間を振り返ります。

トルコリラ相場における今週の関心事

サウジ人記者の殺害疑惑

トルコ側がサウジアラビアに対する揺さぶりを続けております。10月第5週の動きを時系列で以下に記載します。

10月26日(月):エルドアン大統領が、事件に関与したとしてサウジアラビア当局に拘束されている容疑者18人の身柄引渡しを要求。

10月27日(火):サウジアラビアのジュベイル外相は、容疑者はサウジ国内で起訴するべきとして身柄引き渡しを拒否。

10月29日(木):サウジアラビアの検察がトルコの検察と会談するためにイスタンブールを訪問。トルコ側は、「容疑者集団を送り込んだ首謀者の特定」、「遺体の所在開示」、「トルコ国内にいる協力者の情報開示」、「容疑者の身柄引渡し」などを要望しましたが、具体的成果は得られず。「サウジ側は非協力的」と評された。

サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏が殺害された事件で、トルコの検察当局は31日、イスタンブールのサウジ総領事館に入ってすぐ絞殺され、遺体が切断・遺棄されたと発表した。同日までトルコを訪れていたサウジ検察当局者との協議では「具体的な成果は何も得られなかった」と強調。サウジ側の非協力的な姿勢に批判をにじませた。トルコ検察が殺害の経緯や死因を説明したのは初めて。これまでの捜査の結果、事前の準備に沿った計画的殺人とみていることを明らかにした。トルコ与党・公正発展党(AKP)のチェリキ報道官は同日の記者会見で、事件について「(サウジの)高いレベルの指示がなければ実現できない行為だ」との見方を示した。「隠蔽は許されない」と述べ、サウジに対し、遺体の所在や首謀者などの情報を明らかにするよう求めた。サウジのモジェブ検事総長は31日までイスタンブールに滞在し、トルコ検察と捜査について協議した。トルコ側は裁判権を主張し、サウジで拘束されている容疑者18人の引き渡しを要求した。遺体の所在やトルコ国内にいるとみられる協力者などの情報提供も求めたが、いずれも成果を得られなかったと説明した。トルコ側の説明によると、サウジ側は捜査を共同で進めるため、サウジを訪れるようトルコ検察に要請した。カショギ氏は10月2日、結婚に必要な書類を得るためサウジ総領事館に入った後、行方不明になった。サウジ側は当初は立ち去ったと主張していたが、言い争いの末に首を絞められたと説明を変え、その後「計画的に殺害」された事実を認めた。ムハンマド皇太子の関与の有無が焦点となるなか、トルコは早期幕引きを図ろうとするサウジへの圧力を強めている。出典:日本経済新聞

11月2日(金):エルドアン大統領、カショギ氏の殺害は「サウジ政府最高レベルからの指令」だったことを示唆。

トルコのエルドアン大統領は2日、米紙ワシントン・ポスト電子版への寄稿で、サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の殺害は「サウジ政府最高レベルからの指令」だったと指摘した。「サルマン国王が命令したとは全く思っていない」とし、言及はないが、ムハンマド皇太子が関与したとの考えを示唆したとみられる。エルドアン氏は寄稿で、2001年の米中枢同時テロが航空機ハイジャック犯だけによる犯行ではなかったように、今回の事件も実行犯のサウジ治安当局者ら以外が関与したとし、背後にいる黒幕を暴き出さなければならないと強調した。出典:日本経済新聞

 

サウジ側が捜査へ非協力的であることを踏まえ、ついにトルコ側が痺れを切らし、ムハンマド皇太子の関与があったことをちらつかせ始めました。この問題、どのような結論・幕引きとなるのか、引き続き目が離せません。

トルコへの制裁解除

11月2日(金)、ついにアメリカ政府はトルコへ科していた制裁の一部を解除いたしました。

米政府は2日、トルコが長期拘束していた米国人牧師の釈放を求めてトルコの2閣僚に科していた経済制裁を解除した。これを受けトルコ政府も同日、米国の2閣僚に対する経済制裁を解除した。この問題をめぐっては、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国同士で制裁をかけ合う異常事態に発展したが、牧師の釈放により、関係改善に向けた具体的な措置が取られることになった。出典:朝日新聞デジタル

この前日11月1日には、米トランプ大統領とエルドアン大統領は電話会談を行い、2国間関係の強化に向けた決意を強調しており、その結果がこの制裁解除へ結びついたのでしょうか。

さらにトルコは、アメリカによるイラン制裁(原油禁輸制裁)の適用除外国の一つとなったとも発表しており、これもアメリカ・トルコの関係改善の賜物かもしれません。(アメリカによる適用除外国の正式発表は11月5日予定)

11月11日〜12日に予定している両者の直接会談からもますます目が離せません。ひょっとすると関税関連の制裁も解除が近いかもしれません。関税関連の制裁が解除されると、トルコリラ円の上昇が期待できます。

 

トルコリラ/円 相場の動きは?


出典:GMOクリック証券 FXプラチナチャートへ加筆

10月第5週の上昇基調の背景には、先週末までの上昇要因に加え、原油価格の下落があったといわれております。

ZAI ONLINEに分かりやすく解説されておりますので掲載させていただきます。

—————————

—————————
出典:Zai Online

 

しかし、そんな上昇基調に水を差したのが10月31日にトルコ政府が突如発表した減税策です。

アルバイラク財務相が、「年末まで自動車や家具などの減税を行う計画(商用車の付加価値税を18%から1%へ引き下げるなど)」を公表しました。

Minister Albayrak announces tax reductions to revive economy, reduce inflation出典:Daily Sabah

「減税は経済の均衡をとるためと、雇用とインフレに戦うため」としていますが、高インフレへの懸念がある中、減税策(景気刺激策)を打ち出すというのは市場原理からは逆行しています。

減税は景気を下支えする一方、減税によって消費が刺激されれば、経常収支の悪化やインフレ圧力の増大につながる可能性があります。

この公表によって、トルコリラ円は一時20円を下回りました。その後のアメリカの制裁解除報道によって20.8円代まで回復し助かりましたが、本当にトルコ政府の経済財務施策は意表をついてきますね。

今後の見通しは? 次のイベントは?

気になるトピックは…

  • アメリカのトルコへの経済制裁解除第2弾は? (関税関連の経済制裁が解除されれば、トルコリラ円は大きく上昇?)
  • アメリカ中間選挙の行方は?下院でトランプ率いる共和党が過半数をとれるか?(もし過半数を取れないようだとドル円の下落が予想されている。トルコリラ円への影響も必至。)
  • サウジ人記者問題でのトルコの立ち回り。アメリカとの関係接近? (トルコリラ円上昇要因?)
  • トルコ統一地方選を意識したエルドアン大統領の立ち回り?利下げ姿勢が強まる? (トルコリラ円下落要因?)

といったところでございます。

そして、予定されている次の注目イベントは、以下の通りです。

◆2018年11月5日(月)アメリカ、イラン制裁の適用除外国発表

◆2018年11月6日(火) アメリカ中間選挙

世界が注目する大イベントです。果たしてどうなるか。。

アメリカの中間選挙は来週の6日に投開票です。民主党が下院で過半数を奪還するという見方もあるなか、トランプ大統領の共和党が激しく巻き返しています。その原動力は根強いトランプ支持者です。(中略)下院の最新の予想では、野党・民主党がいまだリードしているものの、共和党との差は徐々に縮まってきています。出典:テレ朝ニュース

 

◆2018年11月11日(日)〜12日(月) エルドアン大統領とトランプ大統領の直接会談 (経済制裁解除第2弾(関税関連)はあるのか。)

◆2019年3月31日(日) トルコ統一地方選

投資収益

トルコリラ円上昇の流れに乗って複数回の売り買いを実施、
この1週間の収益は、56,629円でした。(うち、スワップは9,309円(今週売却建玉の累計スワップ)。)

*累計:90,779円 (2018年10月3日〜)

気づけば、投資開始からちょうど1ヶ月経ちましたが、初期投資額5万円を大きく超える収益を生み出しておりました。非常に良い調子です。この調子で元本額を増やし、より多くの収益を生み出せるよう取り組んでいきます。

なお、今週末保有したまま持ち越した建玉はございません。

引き続き頑張ります。

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。